体毛は、皮膚の表面より少し下にある毛根から伸びてきています。毛根の先にある細胞を通して栄養分が、毛全体に供給されるため成長できます。体毛は、一定期間すぎますと抜け替わります。成長できる時期を成長期、そろそろ抜けようかという時期を退行期、抜け落ちて休んでいる期間を休止期とい言って、この一連のサイクルを毛周期と呼んでいます。

生えているを体毛を毛根ごと抜くと、その毛はなくなりますが、しばらくしますと再度生えてきます。これは、毛を成長させる細胞がまだ残っているためで、この部分を働かなくさせると毛は生えてこなくなります。現在行われている脱毛方法の多くは、このような毛の成長にかかわる毛根とその周りの細胞を熱によって不活性化します。例えば、毛根にレーザー光をあてて、発熱させるのがレーザー脱毛です。

また、レーザー光の代わりに光をあてるものが光脱毛です。その他には、電気針を毛根に刺して、針の先端から高周波などを発生させて、発熱を促すやり方もあります。これは、電気針脱毛などと呼ばれています。このような方法は、毛周期の成長期の毛に効果がありますが、休止期にある時には、ほとんど効果がありません。

そのために、新たに毛が生えてきた時に同じ施術を繰り返さないと完全には脱毛できません。このような理由から、施術は1、2ヶ月おきに行うことが多く、その回数も数回から多ければ10回以上になります。施術の回数に応じて、期間も長くなりますので根気が入ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です